2017/3/30

保育に関する質問主意書及び答弁書

中根やすひろが第193回通常国会に提出した質問本文とその答弁本文になります。

質問本文:「保育送迎事業」の支援について

平成二十九年三月十五日提出 質問第一三五号

通勤途中の駅などで子どもを預けると、自治体が保育所等に送迎する「保育送迎ステーション事業」が徐々に増えている。この事業により、働く保護者の送り迎えの負担が軽減されている。また、定員に空きのある保育所の有効活用にもなり、このような事業を実施する地域の住民からは喜ばれている。
 他方、この事業について、人員や施設、送迎方法などの基準がなく子どもの安全確保が不十分ではないかとの声もある。
 「保育送迎事業」を政府の子育て支援策として明確に位置づけ、適切な基準を作った上で事業に対する補助金などで恒久的に支援すべきではないかと考えるが、政府の見解を示されたい。

 

答弁本文

平成二十九年三月二十八日受領 答弁第一三五号

お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、平成二十八年度予算においても広域的保育所等利用事業に係る経費を盛り込んでおり、当該事業の実施要綱(「広域的保育所等利用事業の実施について」(平成二十七年四月十三日付け雇児発〇四一三第九号厚生労働省雇用均等・児童家庭局長通知)の別紙)に沿って、市町村(特別区を含む。以下同じ。)が送迎バス等の活用により、児童が自宅から遠距離にある保育所等を利用することを可能にする事業を実施する際、その実施に要する費用の一部を補助している。当該実施要綱では、保護者にとって利便性の良い場所にある児童館などに市町村が設置するこども送迎センターから保育所等へ児童を送迎する際に、「送迎方法・経路の設定に当たっては、児童の安全・保育活動に与える影響を十分に考慮すること」等を定めている。広域的保育所等利用事業の在り方については、その執行状況等を踏まえ、今後、適切に判断してまいりたい。


質問本文:千葉市の男性保育士活躍推進プランを策定について

平成二十九年三月十五日提出 質問第一三五号

千葉市が男性保育士活躍推進プランを策定し、それまで女児の着替えを男性保育士にさせない保育所もあったところを市内のすべての公立保育所で、女児の着替えや排せつを男性保育士にも担当させることを決めた。
 この千葉市のプランに対して、子どもへの性的犯罪につながりかねないということなど、保護者の不安の声が上がっている。
 このことに関し、次の点について、政府の見解を示されたい。
 1 保育所に男性保育士が存在する意義をどのように考えるか。
 2 男性保育士による女児に対するおむつ替え、着替え、プール指導、スキンシップなどについてどのように考えるか。

答弁本文

平成二十九年三月二十八日受領 答弁第一三五号

お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、政府としては、性別に関わりなく保育士を確保することが重要であると考えている。保育士は、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者であり、その業務内容等について性別による区別は行っていない。

 

※この記事は衆議院ホームページの質問答弁情報から転載しています。
 

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