2018/4/10

4月10日動物介在教育

2018年

2003年から「動物介在教育」を実践する立教女学院教授の吉田太郎先生のお話を聞いた。

この学校では“バディ”という「学校犬」を飼った。
バディは吉田先生の自宅から毎日学校へ行き、日中に子供たちと一緒に過ごす。夜はまた吉田先生の自宅に帰る。

バディはクラスで飼ううさぎやハムスターとは位置づけが異なる。バディが登場したきっかけは、不登校や引きこもりのような状況になっていた児童から「学校に犬がいたら楽しいだろうなあ」というつぶやきを吉田先生が受け止めたことにあるという。その子は自宅で犬を飼っていたのだ。好きな犬が学校にもいたらなあということだった。

また吉田先生は常々「命の尊さ」をどのように子供たちに教えるべきか考えていた。
学校で犬を飼うことに、「咬まれたらどうする」「アレルギーへの対応は?」など様々な困難が待ち受けていたという。これらの問題を獣医やトリマーなどと協力して乗り越えたという。

バディの存在は子供たちのコミュニケーションを豊かにし、学校全体の風通しがよくなったという。またバディの出産を通して命の尊さを学んだ。他者を思いやる、命に対する責任を学んだ。
バディのお葬式では悲しみを共有し、葬儀後に思い出を語り合った。バディの死体を触って「冷たい」「固い」という体験もした。

立教女学院ではバディの後も、学校犬が子供たちと共に生活しているという。


 

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