2018/5/24

5月18日『8050問題』

2018年

8020問題といえば、80才でも20本の自分の歯を維持しようと歯科医師会が提唱しているもの。
8050問題とは、80才の親が50才の子どもを背負うこと。

「ひきこもり」は8050問題の1つであり、10代~20代の若者のひきこもりが長期化して40~50代なる。この時の親世代が70~80代というもの。こうした親子が孤立して、生活がたち行かなくなってしまうケースが相次いでいるのが8050問題である。

親族や地域とのつながりを断ち切り、医療や福祉の支援も受けていない場合、孤立死という最悪の結果を招くことになりかねない。

ひきこもりは誰でもなりうる。不登校、失業、病気、障がい等で、一度社会のレールから外れてしまうと元に戻れない日本社会の現状をどうすべきか・・・・・・

本来、人は誰でも一人ひとりがかけがえのない大切な存在であり、存在するだけで十分尊いのに、他人と比較したり他人からの評判を気にしすぎてしまう必要のない競争をしいられる。

このような社会は、ひきこもりの人にとっては恐怖そのものである。

ひきこもる人にとって、ひきこもることは、自分を守ることである。ひきこもること以外の多様な生き方が認められる居場所やセーフティーゾーンをつくり、いつでも休める。いつでもやり直しのきく社会にしたい。

このように考えた場合、行政的にはどのような支援が必要か?

現状の支援策は「就労」がゴールになっていて就労ありきの支援が目立ち、その他のメニューが少ない。
また、行政の陥りがちな失敗は相談支援窓口を用意したから、どうぞ連絡してください。というのだが、ひきこもっている当事者は恐怖の世界である。外部の世界に自らアプローチをすることは至難のわざとなる。それで更なるひきこもりとなり、長期化する。

待っているからお越しください。ではなく、行政の側からの積極的アウトリーチが必要である。

ひきこもり問題に有効な対策は、また見つけられていない現状ですし、まわり道になるかもしれないが、まずは実態調査を行い、どんな支援が当事者から求められているかを把握することから始めなければならない。

 

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