2018/7/5

7月5日『在宅ホスピス』を推進しよう!<その3>

2018年

「暮らしの中でガンと共に、どのように生きていくか」に答えを見いだそうとしている「在宅ホスピス」の実践例が地元にあるので、ご紹介させていただきます。

「ホスピス研究会岡崎」
発足時から私も会員として関わらせていただいております。

「ホスピス研究会岡崎」は、金田亜可根さんが代表で、岡崎公園近くで「患者サロン」を開設しています。

このサロンでは、旬のものを食べたり、お茶を楽しんだりしながら、自分自身の状態のことやガンを患っている家族のことなど、他では言えないことを話すことができる雰囲気がつくられています。

話すことで、少しでも不安や重荷を軽くすることができ「生きている今」の大切さを確認し「次の今」を生きたいという気持ちを持って帰ることになる。

患者本人、家族、医者などが集まるこのサロンでは、特に食事を共にすることを大切にし、ガン患者も、そうでない人も、医者も同じものを食べることによって、同じ目線に立ち、同じ人間であることを共感できる。そして、共感を共にした人同士の理解は深く尊いと金田さんは考えておられます。

「病院はガンを治すところ」だから、病院においての「死」はガンに対する敗北を意味する。このことから病院においてのガンとの闘いは「勝つか負けるか」になってしまう。病院には「ガンと暮らしの共生」という概念はないように思える。

人の命とは、そのようなものであってはならないし、ガン患者は、敗北者にしかなり得ないのか?

そうではないはずである。

命の尊厳を病院で保つことができないのなら「暮らしの中で」命の尊厳と治療生活を両立させるしかないと思います。

また医療の専門職からは、プライバシーや守秘義務ということで、他の人がどのような治療をうけているかの参考情報は得られない。

だから、患者サロンでの患者同士の会話は貴重な情報源である。

このようなことをはじめとして「日常生活」に軸足をおき考えた時、専門といわれる医療の世界にあるおかしさがみえてくる。病院では「死は敗北」であるが、暮らしにおいて「死は完結」であるかもしれない。

そうした感覚で「在宅ホスピス」の体制を地域で確立をしていきたいし、今やっていることを暮らしの中で続けていく先に人生の終着があるのだと思います。

 

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