

2018/9/7
9月7日『スポーツで社会をかえる!』
2018年
今年1月10日付けの本欄で、岡崎の「スポーツ立市」及び「スポーツツーリズム」について考証しました。
この夏は100回記念の甲子園高校野球、アジア大会、などで盛り上がりました。
私の身辺でも応援している岡崎中央ボーイズ中学部が全国大会に進出したため、大阪まで応援に行って来ました。
そもそも私の最高の楽しみは仲間とのソフトボールをやっている時だし、パドルテニスやボーリングも楽しんでいます。
スポーツを巡る問題が数々話題になってはいますが…
1、スポーツで人生が豊かになる
2、スポーツで社会をかえる
3、スポーツで世界とつながる
4、スポーツで未来をつくる
としている、スポーツ庁の「第二期スポーツ基本計画」を支持しています。
中でも『2、社会をかえる』という考え方が「スポーツ立市」や「スポーツツーリズム」に直結すると考えています。
『社会をかえる』ことの1つが、「スポーツを通じた共生社会の実現」となり、障がい者スポーツの振興、健康増進、女性活躍推進などが含まれているはずです。
つまり、スポーツは単なる勝ち負けを争うものではなく、国籍、人種、性別、年齢、障害の有無などにかかわりなく、人と人とをつなげる力を持っているということです。
全ての年代に適切、適度なスポーツプログラムを提供し、いつでもどこでも気軽にスポーツに親しむ環境をつくることで
●子どもの体力向上
●生活習慣病予防
●介護予防
●楽しい毎日
が実現出来れば、結果として40兆円にのぼる国民医療費、10兆円にのぼる介護費の抑制効果が期待できると考えます。
次に、より一層私がスポーツに期待するのは「スポーツを通じた地域活性化」=「スポーツ立市」=「スポーツツーリズム」です。
改めて「スポーツツーリズム」とは何か?
言葉上はスポーツとツーリズムを合わせたものであるのは一目瞭然です。
具体例としては、マラソン大会などスポーツイベント参加や野球観戦などで訪れてくれた人たちによる地域経済活性化や消費増大への期待感が込められたものです。
世界最大のスポーツイベントである2020東京オリパラを例にとると、世界中の人々が日本に来ます。すると、まずは飛行機、船、ホテルなどの消費が発生します。滞在中は鉄道、バス、タクシーなどの交通、飲食、ショッピング、土産などの消費が発生します。
文化、芸術、娯楽などへの消費も生じるでしょう。
このようにスポーツイベントを通じて日本経済が潤う。これがまさにスポーツツーリズムです。
加えて選手自身の事前を含めた合宿も大きなビジネスとなりますし、地域交流のきっかけにもなります。
私は特に岡崎市においては、この「スポーツ合宿誘致」に全力で取り組むべきだと、かねてから主張しています。
中央総合公園のJビレッジ化が必要ですし、ホテルの誘致も不可欠です。
岡崎への交通アクセスを良くするため、新幹線新駅の設置やコミューター空港の開設を検討すへきです。
訪れてくれた人がスポーツを楽しみ、快適に過ごしてくれれば、リピーターになってくれます。
●スポーツ施設の充実
●交通アクセス
●トイレや託児の整備
●飲食
●土産
●グッズの販売
●スポーツ施設のスマート化
●チケットレス
●キャッシュレス環境整備
など、スポーツを核としたまちづくりを進めるべきです。
観るスポーツということでいえば、レベルの高いゲームを観戦することもスポーツツーリズムを進めるためには重要なことです。
プロ野球、Jリーグ、Bリーグ、なら最高ですし、アマチュアでも女子サッカー、フットサル、ビーチバレー、ラグビー、ソフトボールなど、国内リーグを実施しているチームのホームタウンになることもスポーツツーリズムの力強い原動力になるでしょう。
2020年には10兆円、2025年には15兆円に市場規模が拡大すると見込まれるスポーツは紛れもなく成長産業です。
行政的にも
●2011年にスポーツ基本法施行
●2015年にスポーツ庁発足
●2017年に第二期スポーツ基本計画策定
と、スポーツを後押しする環境は整ってきています。
岡崎はこの流れにのらなければならないと考えます。