2018/9/7

9月18日『フレイル予防』

2018年

9月は、敬老会シーズンなので、毎日のように「健康寿命」という言葉を聞きます。

私は今までこのコラムで、下記のように述べてきました。
●2月6日付け「健康格差解消で健康長寿を!!」
様々な格差が健康寿命を左右すること
●1月12日付け「鮒寿司に思う」
鮒寿司や八丁味噌など発酵食品が健康寿命に寄与する

今回は、「フレイル」について考えてみたいと思います。

『フレイル』とは何か?
多くの人は、急に要介護状態になるわけではありません。

要介護状態と健康状態の中間で加齢とともに、少しずつ機能が衰えていく虚弱期のことが「フレイル」です。

その中間期ともいえるフレイル期に、運動や食事を気を付けることで、要介護にならずに健康状態に戻ることができると考えられています。

簡単にできる「フレイル」チェック
●食事の量
●歩く速度
●転倒頻度
●物覚え
●理由のない疲労感
などであるようです。

厚労省によれば…
●男性
平均寿命は約81歳
健康寿命は約72歳
その差は約9年
●女性
平均寿命は87歳
健康寿命は約75歳
その差は約12年

この平均寿命と健康寿命の差を縮小することが、医療費や介護費の抑制にもつながります。この事からも、「フレイル」期間の食事や運動に対する取り組みが重要となります。

フレイル期には身体にどのようなことが起きるか調べてみました。

1つには、筋肉量が落ちること。特に足の筋肉から落ちていくそうです。
筋肉が衰えると、転びやすくなるし外出が億劫になる。こうしたことが更に筋肉量を減らすこととなり、悪循環となります。

フレイル対策には、運動と食事を連動させ、機能的に行うことが大切である。

フレイル期は、要介護前だから、介護保険サービスは使えません。それだけに創意工夫を凝らした自主的な取り組みが不可欠となります。

管理栄養士や理学療法士、歯医者などの専門家が関われば効果的であろう。

更に大切なことは、継続である。継続するためには、楽しくなくてはなりません。楽しみは運動や食事そのものではなく、その間のあるいはその後のおしゃべりやお茶会であってもよいと思います。

以前にも取り上げましたが、好事例もあります。

●愛知県武豊町にある「いこいのサロン」に参加している人の介護認定率は約8%、参加していない人の認定率は約14%というデータがあります。

●東京足立区での取り組みは「べジタベライフ」という食事面のものです。区民が、3食とも野菜を食べる事、更に野菜から食べるという生活習慣の定着を推奨しているます。これにより、足立区が抱えていた、糖尿病が多い(都内で最多)、健康寿命が都平均より2年程度短い、という課題の解決に取り組み、着実に成果をあげています。

全国的にみても、野菜を食べる量が少ない岡崎市民には大変参考になる取り組みであると考えます。

運動と食事に気を付けて、フレイル期から健康状態に戻ろう!

 

  

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