2018/12/19

12月19日『ガンを生活習慣病ととらえよう』

2018年

賢明な多くの国民は、社会構造の変化に対応して考え方を変えるべき時であるとわかっているはずではないでしょうか?

しかし、「かえませんか」「もうやめませんか」との一言が言いだせずに、破綻への道を突き進んでいるのではないかと思います。

なぜなら、「減子多老多死」社会が到来した今、今までのようなピラミッド型の人口構成を前提とした社会保障制度がそのまま続けられるはずがないからです。

もはや現在の延長線上には明るい未来はないと覚悟を決め、問題の本質からずれることなくこの壁を突き破ぶる勇気を持って時代の舵を切るべき時ではないでしょうか?

そんな思いで、日本の医療現場やガンについて考えてみたいと思います。

日本の医療現場では、とにかく患者を1分1秒でも長く生かすためにあらゆる手段が施されています。

「多老社会」において、高齢の患者に過酷な救命措置を施すことは、たとえ一命がとりとめられたとしても身体に重い負担がかかり、辛く苦しい日々が待っていることにもなりかねません。

また、本来であれば穏やかに最期を迎えられたかもしれない高齢患者に大きな負担を与え、家族や親しい人たちとの最後の別れの貴重な時間を奪うことも現実にあります。

この考え方ややり方が今後も続けられるであろうか?

しかも、こうしたことに膨大な医療費がかかっています。

人生最後の3日間で生涯医療費の30%をつかうとも言われている中で、私達日本人は考えを変える時にきているのかもしれません。

そうでなければ増税は必須であり今後、さらなる消費税20%、30%とかの大増税を受け入れざるをえないのが現状です。

しかし、そんな大増税は到底容認できないので、やはり何かしら変えていかなければならないのではないでしょうか?

まず、高齢者はリタイアするものという通念の転換は不可避であろうと思います。

高齢者にはできるだけ元気で、社会的課題解決の担い手になってもらわなければならないし、医療制度への見方も変えなければなりません。
●日本の医療制度
どんな生活をしていようと病気になったら必要な医療サービスが受けられるもので、予防や健康管理に対する努力などは全く報いられないことになっています。

●日本人の死因上位

ガン、糖尿病、などの生活習慣病なのである。

生活習慣病は食事や運動などを自己管理すれば、相当程度、回避できると言われています。だから、投薬よりも生活指導が大切になります。

投薬に至る前に生活指導で予防できれば医療財政に対するダメージは大幅に低減できます。ただ、現状は予防に積極的な人は健康への関心が高く実際に健康な人が多いと思います。そして、本当に予防活動に参加してもらいたい人には参加してもらえていないのが実情である。

●糖尿病になると
何種類かの薬を飲み続け、最悪の場合、年間500万円もかかる人工透析に至り、病気は根治できません。しかし糖尿病一歩手前であれば、食事、運動、血圧、体重などに配慮した生活習慣に改善すれば薬も人工透析も不必要になると思います。

ガンも生活習慣病としてとらえてみてはどうだろうか?
●たばこをやめる
●からだを温める
●ストレスを減らす
などに心掛け、本来日本人が持っている免疫力を高めれば、ガンも予防できるのではないか

高齢のガン患者は、高価な抗がん剤の使用から緩和ケア重視にシフトすれば医療費は大幅に削減でき、そこで浮いたお金は、難病治療などにまわすことができます。

夢のような万能新薬の登場を期待している今までの考え方から、老化や生活習慣に起因する疾患は根治しないという発想に切り替え、「根治しないから、かからないようにする」ということが大切で、そのために予防や健康管理に重心を移し、具体的には診療報酬を「予防や健康管理」に高く設定したり、かかりつけ医師が地域住民を健康な時から継続的に関わり、病気の発病を食い止めることが重要になるのではないでしょうか?

私達はともすると
「病気になっても医者にかかればよい」
「介護が必要になれば介護サービスをうければいい」
という社会を目指してきたような気がします。

しかし、本来は病気にならないことのほうが、より幸せなはずである。

例えば
火事になったら消防がきてくれ、泥棒に入られたら警察がつかまえてくれるということは確かにセーフティーネットではあるが、それ以前に火事にならないこと、泥棒に入られないことのほうが良いのと同じであると考えます。

●自治体の出番
もっと良いのは、楽しんで健康になることや健康になると得をするという地域社会をつくることにあります。楽しい、美味しいを追求したら健康になっていたという仕掛けをつくることも大切であると考えます。

 

  

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