

2019/1/29
1月29日『「ゲノム食品」について 』
2019年
私はこのホームページで、食育を推進したいという考えから「学校給食の地消地産」の必要性を表明しています。
育ち盛りの子どもたちは、安全なものを食べるべきであるということや、給食を通じて農業や環境のことを学ぶという食育の推進が重要です。
安心で安全な食べ物というからには、下記の項目にはこだわりたいと思います。
●品種
●国産か輸入か
●添加物
●農薬の使用の有無
●遺伝子組み換えの有無
●食塩量
●アレルギー物質の有無
●生産者
●流通経路
●保管方法
学校給食についていえば、子どもの口に入る前にどのような人や業者が関わっているかということなどを、ご家庭に情報提供することが必須だと思っています。
最近では「ゲノム編集食品」にも警戒が必要となってきています。
「ゲノム編集」とは
生物が本来持っている設計図ともいえる遺伝子の組み合わせを変えることです。
これにより、生物の性質そのものを変えることになります。これは、パソコンで挿入したり削除したりして文章を作ることに似ていると考えます。
例えば
●筋肉質な魚
●血圧の上昇を抑える成分の多いトマト
●黒くならないマッシュルーム
●収穫量の多い米
など、さまざまな食べ物でゲノム編集が行われており、国でも有識者が集まって安全性に対し「ゲノム編集」と遺伝子組換えや自然界で起きる突然変異などとの違いについての議論が始まっています。
心配なのは人に与える影響ではないでしょうか?
「ゲノム編集」食品は届出ることになっているが、それだけで安全性が担保されるわけではありません。
まずは、表示の在り方を厳格にし、消費者が選択できるようにすべきであると考えています。
現段階としては、少なくとも「ゲノム編集食品」は使用すへきではないと考えています。
私は国会では、消費者問題特別委員会の筆頭理事として食品の安全性確保に関わる仕事をしてきました。
その経験を、これからも活かしていきたいと思っています。