2019/5/6

5月6日『福祉雑感~高齢者編~』

2019年

この欄の1月16日付けで「孤独対策」の必要性について述べさせていただきました。

(1)孤独死

元号が変わっても、深刻な問題の1つが「独居高齢者」の増加です。

2020年の独居高齢者数
●男性217万人
●女性450万人
「孤独死」は年間約2万人。

内閣府による意識調査では、60才以上で独り暮しの人の半数以上が「孤独死」を心配している。

松戸市
平成13年に孤独死した人が3年間知られずに白骨化の状態で発見されたという事件を教訓に下記のような取り組みをしています。
●見守り
●安否確認
●孤独死予防センター
●孤独死110番
●盆踊り
などの地域行事への参加の呼び掛けを強化し「孤独死ゼロ作戦」を展開しています。

松戸市のような取組は、今後全国で必要になってくると思います。

(2)虐待
家族や高齢者事業所職員などによる高齢者への虐待要因
●介護疲れ
●介護ストレス
●経済的困窮
が主な原因とされています。

高齢者虐待を減らすためには、介護者、養護者への支援が不可欠ではないでしょうか?

高齢者虐待防止法
平成17年にできた高齢者虐待防止法において「養護者への支援」は、市町村が第一義的責任を担うとされていますので、自治体はこの第一義的責任を果たすための具体的施策を実施しなければならないはずです。

介護保険では報酬の対象になっていない「家族介護」に対する何らかの支援を、自治体独自で実施することの検討が必要なのかもしれません。

(3)高齢者の地域生活
上記のことからも孤独死や虐待が社会問題化しているのが現状です。

地域生活の中で最も高齢者に大切なこと
●定期巡回随時対応型訪問介護、看護
●小規模多機能型居宅介護
●地域密着型通所介護
●療養型通所介護
●夜間対応型訪問介護
●認知症対応型通所介護
●地域密着型介護老人福祉施設
などの「市町村事業」と位置付けられているものです。

つまり、24時間365日誰かの支援を受けられるという安心感が、高齢者本人だけでなく、家族などの介護者への不安や負担を減らすことにつながることで、結果的に虐待や孤独死を防ぐことになるはずであると思います。

  


 

ホームへ先頭へ前へ戻る