2016/11/24

「障害者差別解消法」成立
「障害者差別解消法」成立

「障害者差別解消法」成立

その人らしさを尊重しあいながら、共に生きる社会を実現

平成25年6月「障害者差別解消法」が成立しました。これは、障がいを理由とする差別の解消の推進に関する法律です。その目的は、行政機関による障がい者に対する「差別的取り扱い」を禁止し「社会的障壁の除去」を実施するための合理的配慮を要求することにあります。
法律の根底には「国民のみなさん誰一人をとっても、障がいの有無によって分け隔てられることがないように」「この法律が、誰もがその人らしさを尊重しあいながら、共に生きる社会の実現に役立つように」という願いが込められています。

この子を通して社会をみつめよう

「障害者差別解消法」を筆頭とする障がい者福祉に関する取り組みは、私の十年来のライフワークといっても過言ではありません。ことのはじまりは、娘の誕生でした。障がいをもって生まれてきた娘を胸に抱き「これは『この子を通して社会をみつめなさい』という神様からの使命だ」という考えに至ったときのことは、今でも強く心に刻まれています。
政治家の中でも、障がい者福祉に取り組む人は少ないのが現状です。この分野は何らかの動機づけがないとなかなか取り組めないことだからこそ、私が使命を授かったのだと思いました。
世の中には「障がいをもった子の親にしかわからないこと」があります。「障がいをもった子の親同士だから話せること」もあります。それを強みとして、政治家として活かせることもあると思っているのです。

この子を通して社会をみつめよう
この子を通して社会をみつめよう

本の紹介『概説 障害者差別解消法』

新しい法律を理解するのはなかなか難しいものですが、平成26年に『概説 障害者差別解消法』が出版されました。法律の制定に取り組んだ国会議員や、関係者団体の代表の考えと思いも掲載されています。私もその一人として、この法律を筆頭とする障がい者福祉に取り組んできた思いや経緯を述べていますので、ご一読ください。

 

『概説 障害者差別解消法』
編著:障害者差別解消法解説編集委員会
発行所:株式会社法律文化社
発行年:2014年

 
 

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